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 田臥勇太(Bリーグ栃木)が米プロバスケットボール、NBAのコートに初めて立ってから10年以上、後に続く日本選手は現れなかった。グリズリーズの渡辺雄太が日本選手として14季ぶりにNBA出場を果たしたことについて、選手や関係者から称賛の声が相次いだ。

 「自分のことのようにうれしく思う。自分も一度挑戦しているからこそ難しさはわかる」と話すのは、B1千葉の日本代表・富樫勇樹(25)だ。米国の高校でプレーし、2014年に21歳でNBAのマーベリックスと契約し、傘下のテキサス・レジェンズでプレーした経験を持つだけに、そのすごさを称賛する。

 漫画「スラムダンク」の作者、井上雄彦さん(51)は「日本人がNBAでプレーするのは難しいという意識の壁を、一番持っていたのが日本人自身。それを崩してくれた」と快挙をたたえた。「高い適応力があり、自分の強みを知っている。NBAの世界に生き残るために必要なことも感じ取れていると思う。環境に慣れれば、もっとやれると思う」と期待を寄せた。

 渡辺の父、英幸さん(60)は「初得点がフリースローの得点。決して派手ではないデビューが雄太らしい。小さい頃からの夢がかなって誇らしい。これはスタートで、明日からまた頑張ってアピールして欲しい」とエールを送った。

 日本バスケットボール協会の東野智弥・技術委員長は渡辺の海外での活動を後押しした1人。「国際バスケットボール連盟の役員が来日している時に素晴らしいタイミングで素晴らしいニュース。今後はベンチに定着して欲しい。東京五輪にとって朗報だし、『ユウタ』という名前が人気になるかも」