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 サッカーのイングランド・プレミアリーグで岡崎慎司選手が所属するレスターは28日、前日に本拠スタジアム付近で起きたヘリコプターの墜落事故で、タイ人のオーナー、ビチャイ・スリバダナプラバ氏ら搭乗者5人が全員死亡したと発表した。27日、引き分けに終わったウェストハム戦後、オーナーが所有するヘリは離陸直後にキングパワー・スタジアム近くの駐車場に墜落し、炎上した。

 事故から一夜明けた28日、レスターのスタジアム脇にはサポーターら市民が持ち寄った花束が敷き詰められた。免税店で財を成し、タイ屈指の大富豪であったオーナーは2010年に当時2部だったレスターを買収し、14年にプレミアリーグ復帰を果たした。15~16年シーズンはブックメーカーのオッズで優勝倍率5千倍で降格候補と目されながら、クラブ創設133年目で奇跡の初優勝を飾った。

 オーナー死去の知らせを受け、悲願のプレミアリーグ優勝の立役者となった主力選手たちが哀悼のメッセージをツイッターなどのSNSでつぶやいた。エースのバーディー選手は「ふさわしい言葉は見つからないが、あなたは私にとって伝説的人物だった」。守護神のゴールキーパー、シュマイケル選手は「私に不可能はないことを信じさせてくれた。おとぎ話でしか起きないことを経験させてくれた。文字どおり、私の夢をかなえてくれた」と感謝を記した。岡崎選手は「レスターというチームにとっても、僕にとっても尊敬出来る存在でした。本当に感謝しています」などと書き込んだ。

 レスターは30日、吉田麻也選手が所属するサウサンプトンとのリーグカップが本拠で予定されていたが、延期が発表された。(ロンドン=稲垣康介)