プラスチックごみによる海洋汚染の深刻化を受け、コカ・コーラや衣料品チェーン「H&M」といった多国籍企業を含む250社・団体が29日、代替製品を使うなどの方法でプラごみ削減を目指す共同宣言を発表した。署名した企業のプラ生産量は、世界全体の20%を占めるという。
インドネシア・バリ島で29日に始まった海洋保全の国際会議で発表された。宣言にはほかにペプシコーラ販売のペプシコや大手スーパーのカルフール、食品飲料のネスレ、消費財のユニリーバ、包装資材のアムコア、英仏などの政府機関なども署名した。
宣言では、プラ製品のリサイクルや代替品の生産を進める▽不要なプラ包装をやめるとともに、同じ製品を繰り返し使うことを促す▽2025年までにプラ包装を100%再利用された商品か堆肥(たいひ)化できる商品にする――とうたっている。今後、1年半ごとに目標を見直し、署名企業は達成度などを公表する。
国連環境計画(UNEP)の…