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 今年も残り約2カ月。新しい年の手帳を買い求める人もいることでしょう。スマートフォンなどで予定を管理できるようになるなか、日々の出来事を書き留められる手帳が存在感を増しています。

 年の瀬が近づき、雑貨店や書店で来年の手帳が並び始めた。MARUZEN近鉄あべのハルカス店(大阪市)は約700種類を扱う。松岡秀樹・文具売場長は「必要最低限の予定が書ければいいという人は多いが、たくさん書き込める手帳も増えている」と話す。

 文具各社によると、手帳類の市場規模は横ばいだという。スマホなどでスケジュール管理ができる時代だが、「アナログ」の手帳は根強い人気だ。定番品に加え、近年はその日に楽しんだ食事や映画、使った金額など暮らしの情報を書き留める「ライフログ」の道具としても、ニーズが高まっている。各社は日記のような役割を備える手帳を相次いで販売。「予定を書き込むものから、起こったことを記録するものに変わってきた」(ビジネス手帳大手の高橋書店の担当者)

 コクヨの「ジブン手帳」は、旅行を記録したり、使う人の年表をつくったりできる冊子が付く。欄が細かく区切られ、さまざまな出来事をメモすることができる。高橋書店の「torinco(トリンコ)1」は、同社としては初めて1日の記録に1ページを使えるデザインとした。

 こうしたライフログの手帳の先駆けともいえるのが、「ほぼ日手帳」だ。コピーライターの糸井重里氏が代表を務める「ほぼ日」が手がける。2001年に1日1ページの構成で売り出し、スポーツの観戦記をつづるなど手帳の新たな使い方を広めた。昨年には、日付ごとに5年分の出来事を書き留められるタイプも加わった。(久保田侑暉)

5年前、あんなことが

 ほぼ日の「ほぼ日5年手帳」は5年分の出来事を記録できる。日付ごとに見開きのページを設けていて、左側は2019~23年の欄として五つに区切り、右側は自由に使える。同じ日にあった過去を振り返りやすい。従来よりひとまわり大きいA5判サイズは今年発売。厚さ約25mmで、5500円。

3種類、こんな人に

 高橋書店の「torinco(トリンコ)」は、20~40代の女性を主なターゲットにしたという新ブランド。「1日1ページ」で書き込めたり、月間カレンダーとメモを組み合わせていたりと3種類がある。落ち着いたカラーの各6色。1日1ページのタイプは単行本よりも小さめで、1800円。

3冊セット、目的ごとに

 コクヨの「ジブン手帳」は、目的ごとに使い分けられる3冊を1セットとしてまとめた。3冊は、毎年つけ替えられる手帳と、人生設計や家系図を書きつづることができる冊子、方眼タイプのメモ帳。毎月の生活費や読んだ本の記録などの項目があり、地図付きで旅行も書き留められる。3800円。

1日の時間、目盛りも

 日本能率協会マネジメントセンターの「NOLTY(ノルティ) U365」は1日1ページのデザイン。ページの上部に1日の時間を示す目盛りもつく。ページの8割弱を占めるメモ欄には等間隔に点が打たれ、ケイ線などを引いて使うこともできる。単行本よりもやや小さいサイズで2800円。

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各メーカーの新商品や人気商品から選びました。価格は税抜き

手帳の売れ筋ランキング

①ほぼ日「ほぼ日手帳 weeks タイ&チーフ うり坊」…2000円

②ほぼ日「ほぼ日5年手帳」…3800円

③デルフォニックス「月間 L ロルバーンダイアリー メタリック」…1100円

④日本能率協会マネジメントセンター「【ロフト限定】NOLTY 月間カレンダー+週間バーチカル B6 キャレル2」…1700円

⑤デザインフィル「月間 B6スリム ポケットダイアリー オジサン柄」…640円

※生活雑貨店ロフトの9~10月の全国売り上げランキング。価格は11月1日時点で、税抜き(きりとりトレンド)

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