[PR]

 東京医科大の入試で女子受験生らが不利になる得点操作が行われていた問題で、受験生24人が29日、同大に慰謝料など計769万円の支払いなどを請求した。2週間以内の回答を求めている。

 請求したのは、2006~18年度に東京医大を受けて不合格になった、北海道から四国に住む18歳~30代の女性。受験生らの代理人である「医学部入試における女性差別対策弁護団」がこの日、同大を訪れ担当者に通知書を手渡した。

 請求内容は、①個別の成績開示と、得点調整がなければ合格していたかどうかを明らかにすること②受験料の返還③不当な受験をさせられた慰謝料10万円(1年度につき)④地方から上京して受験した場合の交通費や宿泊費の支払い――の4点。②と③で計769万円になり、④については今後、計算するという。

 訴訟を見据えた費用などにあてるため、クラウドファンディング(https://readyfor.jp/projects/lawyers別ウインドウで開きます)を10月24日に始めたところ、1日で目標額の250万円を超えた。弁護団の打越さく良弁護士は「怒りの声がそれだけあったということ。心強い」と話した。目標額を500万円にして引き続き募っている。

 弁護団では11月23日午後3時半から、都内で当事者説明会を開く。(山下知子)