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 日立製作所は29日、子会社のイタリアの鉄道信号メーカー「アンサルドSTS」に約8億800万ユーロ(約1030億円)を追加出資すると発表した。米ファンドのエリオットの保有株を11月2日に買い取り、出資比率を約51%から約83%に高める。

 日立は鉄道事業の年間売上高をいまの約6千億円から2020年代前半に1兆円に伸ばす目標を掲げており、アンサルドSTSの100%子会社化も計画している。

 日立は15~16年、イタリアの航空・防衛大手のフィンメカニカ傘下だったアンサルドSTSを約1300億円で買収した。同時に買収したイタリアの鉄道車両メーカーや、新幹線の車両などをつくる笠戸事業所(山口県下松市)などと連携して、世界各地で受注拡大をめざしている。(内藤尚志)