【動画】伊豆・大瀬崎の海=岡田和彦撮影
[PR]

 大瀬崎(静岡県沼津市)は伊豆を代表するダイビングスポットだ。駿河湾に砂嘴(さし)が伸び、約1キロの岬を造る。波や風を遮るため、穏やかな海に年中入ることができる。ただ、大瀬崎の海の魅力は、この湾内にとどまらない。岬の先端、そして岬の外側、日本一深い水深2500メートルの駿河湾に面した外海(そとうみ)。場所ごとに全く違う海に出会える。

 今回、大瀬館マリンサービス(055・942・2725)のガイド熊谷翔太さん(22)に外海を案内してもらった。重たいダイビング器材を台車に積み、砂浜沿いの道をガタゴトと進む。3メートルほどの高さの岬を越えると風景が一変する。一抱えもある岩が積み重なっている。駿河湾を渡ってくる風と波がつくり出した景観だ。コンクリート製のスロープも岩で埋まっており、足元に気を配りながら海に向かう。

 水深を20メートルまで下げると海底が砂地になった。腹ばいになり、じっとしているとお目当ての生き物がそこら中に姿を見せた。鉛筆ほどの太さの体が砂の中からにょろにょろと出てきて、くねくねと動く。小さな目も見える。アキアナゴだ。みんな同じ方向を向いている。潮が流れてくる方向に口を開け、流れてくる餌のプランクトンを捕らえる。栄養豊かな駿河湾を象徴する営みを見せてもらった。

 熊谷さんは昨年の春、専門学校…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら