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 体操の世界選手権の男子団体決勝で、3位となった日本の嫌な流れを断ち切ったのは内村航平だった。

 1カ月前に負った右足首のけがで、個人総合を断念。予選より一つ多い4種目に出たこの日の試合前、「痛みの感情を消す。試合に出るからには着地を止めにいく」と佐藤コーチに伝えていたという。

 予選で3人が落下した出だしのあん馬は1番手でミスのない好演技。続くつり輪で着地をぴたりと止めた。圧巻だったのは4種目めの平行棒。1番手の田中佑典が落下し、優勝争いのムードがしぼみかけたが、直後にほぼ完璧な演技を見せ、14・500の高得点でリカバーした。

 昨年は世界選手権の個人総合予選を負傷棄権し、連覇は6で途絶えた。29歳で迎えた今大会もけがに苦しんだが、チームに欠かせない存在であることが改めて浮き彫りになった。「ミスなくやる団体戦の難しさを知った。何年やっても体操はおもしろい。ひりつく場面で日本を支えたい」(潮智史

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