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 対面での医師の診察を一度も行わずにオンライン診療による勃起不全(ED)治療薬などの処方が横行していることを受け、根本匠厚生労働相は30日、閣議後の会見で「医師法違反の疑いもある事案については保健所が指導する」と述べ、不適切なオンライン診療をしている医療機関を指導する考えを示した。

 根本厚労相は、3月に定めたオンライン診療のガイドラインで、医療上の安全性、必要性、有効性の観点から初診での対面診療は「最低限順守する事項である」との認識を示した。例外として初診からオンライン診療が認められるのは、禁煙外来とすぐに適切な治療が受けられない離島など「極めて限定的なケースに限られる」とした。

 一方、ガイドラインについては、今後のオンライン診療の普及状況や情報通信技術の進展などを踏まえて定期的に見直す考えも合わせて示した。(姫野直行)