川崎重工、鉄道事業から撤退も視野 中間決算で赤字転落

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高橋諒子
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 川崎重工業が30日に発表した2018年9月中間決算は、純損益が前年同期の108億円の黒字から35億円の赤字に転落した。米国向けの鉄道車両で不具合が相次いだためで、上半期の赤字は2年ぶり。新幹線台車枠の亀裂に続く品質管理問題を重く見て、金花芳則社長をトップとする鉄道車両事業の再建委員会を社内に設置し、うまくいかなければ撤退も視野に入れると表明した。

 「こういう事態になり責任を感じている」。金花社長はこの日の決算会見で、硬い表情で述べた。引責辞任は否定し、今年度いっぱいで鉄道車両事業の再建策を練ると強調した。

 9月中間決算の売上高は3・0%減の6881億円で、本業のもうけを示す営業利益もほぼ半減の84億円。売上高の1割を占める鉄道車両事業が足を引っ張り、88億円の営業損失を出した。米国の首都ワシントンの地下鉄用車両で配線工事の不備から改修費がかさんだ。米ニューヨーク州の通勤鉄道向けの試作車両が脱線して納期が遅れたのも響いた。兵庫工場(神戸市)を抱える国内でも生産コストが膨らんだ。

 鉄道車両以外でも、米ボーイ…

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