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 天候を味方につけてメダルの量産を――。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、競技会場の気温や湿度、風向といった気象データの観測が今年の夏から始まった。ウェアの選択からコース取り、スパートのタイミングなど、計画を練ったり判断を変えたりする場面は気象状況で様々。「地の利」を生かした準備が着々と進んでいる。

 観測を行っているのは気象情報会社ウェザーニューズの「スポーツ気象チーム」。対象は現在、トライアスロンとセーリング、マラソン、競歩、ラグビーの五つだ。2年後の本番で精度の高い予測をするには、同時期、同時間帯のデータが不可欠。各競技団体の協力を得ながら、今年から本格的に観測を始め、7月から9月まで計40回、実施した。

 水泳、自転車、長距離走を連続で行うトライアスロンでは、会場となる東京・お台場の浜辺とその周辺で、競技が行われる午前中に観測。15秒ごとに気温や湿度、風速、風向が測れる機器を複数置いたほか、手作業で30分ごとに水温を計測した。

 日本トライアスロン連合の森谷直樹さん(43)によると、海を泳ぐ水泳は波や潮の影響を受け、自転車と長距離走は気温と湿度で、着用する帽子やウェア、給水のタイミングが変わるという。「気象条件が予測できれば色々準備できる」

 マラソンや競歩などでウェザー…

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