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 横浜市で10月28日夜、路線バスが乗用車に追突して乗客ら7人が死傷した事故で、神奈川県警は1日午前、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで逮捕したバス運転手平敬文容疑者(50)が勤務する神奈川中央交通の同県平塚市の本社など関係先の家宅捜索を始めた。資料を押収し、勤務実態や労務管理について解明を進める。

 1日午前9時40分ごろ、捜査員7人が乗用車2台に分乗し、同社本社に到着。同社関係者とみられる男性に続いて正面玄関から中に入った。県警は同日、平容疑者を同容疑で送検した。

 同社によると、平容疑者は昨年6月に睡眠時無呼吸症候群と診断されて以降、定期的に通院し、医師が「就業可能」と判断していた。ほかに乗務に支障を来すような問題が確認されたことはなく、最近の勤務時間も労使協定の範囲内だったという。

 平容疑者は「意識がもうろうとした」と事故直後に電話で同社に報告していた。県警によると、バスは当時、右車線にはみ出して走行し、左側のガードレールなどに衝突した後、信号待ちの乗用車に追突した。乗客の高校1年の男子生徒(16)が死亡し、6人が重軽傷を負った。(大西明梨、神宮司実玲)