[PR]

 ドイツのメルケル首相が首相職にとどまったまま、与党・キリスト教民主同盟の党首を退任する。同じ議院内閣制の日本ではなじみがないパターンだが、なぜドイツでは成り立つのだろうか。神戸大大学院の安井宏樹教授(ドイツ政治)に聞いた。

     ◇

 ドイツでは、首相と党首と議員団長(与党会派の代表)が「三つの頭」と言われる。政党は単なる「看板」ではなく、社会と国家をつなぐ実体のある組織であり、その長である党首独自の仕事も多い。そのため首相と党首を別の人が務めることも珍しくない。歴代首相8人のうち、首相就任時に党首だったのはコール氏ら4人だけだ。シュレーダー前首相は首相就任から半年後に党首に就任したが、第2次政権の途中で腹心の議員団長に譲り渡した。

 メルケル首相が党首を兼務して…

この記事は有料会員記事です。残り521文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料会員記事です。残り521文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。残り521文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!