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 第43期囲碁名人戦は井山裕太名人(29)が3勝1敗と防衛にあと1勝と迫った後、挑戦者の張栩九段(38)が2連勝して、最終第7局を迎えている。実はこの2人、第33期名人戦でも最終局にもつれ込んでいる。2008年、当時八段だった井山が名人だった張に初挑戦した。

 この時に立会人を務めていたのが、今回の立会人でもある淡路修三九段だ。10年前のことでもあり、「正直、あまり覚えていない」という淡路九段だが、報道陣が多く来てにぎやかだったことは印象に残っているという。

 当時28歳の張名人に19歳の井山八段が挑戦し、10代の名人が誕生するかどうか、大きく注目されていた。シリーズ開幕から井山が2連勝したあと、張が3連勝し、井山が1勝を返して迎えた第7局は、甲府市の常磐ホテルで打たれた。

 今回記録係の奥田あや三段もこの対局の記録係を務めていた。「まだそんなに記録係の経験がなかったころで、すごく緊張したのを覚えています」と振り返る。

 対局は、2日目の早い段階で井山が形勢を損ね、張が優位を築いた。今回の観戦記を担当する松浦孝仁記者も現場で観戦していた。「形勢が離れていて苦しい碁なのに、井山さんは19歳ながらよく打っているなと思った」という。だれかが「投了すれば楽になれるのに」と言って、淡路九段が「棋士はこうでないといけないんですね」と話していたのを覚えている。

 対局は午後5時35分、井山が…

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