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 国土交通省中部運輸局は1日、定期船が無認可で航路を外れ、神島(三重県鳥羽市)の防波堤に立ち寄って釣り客らを有料で乗り降りさせたのが海上運送法違反にあたるとして、神島観光汽船(本社・鳥羽市)を文書による戒告処分とし、発表した。

 定期船は神島の船着き場と愛知県田原市の伊良湖を結んでいる。中部運輸局によると、5月に外部から情報提供があり、8月に監査したところ、日常的に本来の航路を逸脱し、釣り客らを運んでいたという。

 同社は別の会社から旅客船事業を引き継ぎ、2014年10月から神島―伊良湖間を運航。1970年代から遊漁船や渡船の事業もしていたという。同社の関係者は取材に「以前から釣り客を運んでおり、定期航路を引き継いだ後もサービスで続けていた。いけないとは思っていなかった」と話している。

 神島は三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台として知られている。