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 山梨県都留市の「遅咲きの駒師」、遠藤正己さん(66)が作った将棋の駒が、1日から茨城県の鹿島神宮で始まった竜王戦第3局の対局で使われている。59歳の時、年金の足しにしたいと駒を作り始め、7年でタイトル戦の駒を作った。「タイトル戦なんてこれっぽっちも考えていなかった。59歳で天職に巡り合えた気がします」と喜びをかみしめた。

 前日の31日にあった対局検分で、遠藤さんは錦旗(きんき)と菱湖(りょうこ)という二つの書体で作った駒について、羽生善治竜王と挑戦者の広瀬章人八段に説明した。両者が「これがいいですね」と錦旗の駒を使うことに同意した。

 1日午前9時に対局が始まると、遠藤さんは画面を通して、羽生竜王の初手2六歩を確認した。「パシッといういい音を立てていて、安心しました。肩の荷が下りた気持ちです」と語った。

 鹿島神宮内の大盤解説会では、…

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