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 群馬県高崎市や前橋市の市街地で10月、ニホンザルの目撃情報が相次いだ。関越道側道に移り、最後は利根川沿いに北上するのが目撃されてから姿を消した。サルはどこからやって来て、どこへ向かったのか。

 サルが高崎市の市街地に現れたのは10月9日。JR群馬八幡駅や高崎署付近に出没し、12日までに県道高崎駒形線や関越道沿いで目撃。利根川西岸を北上し、前橋市の県庁近くの河川敷にも現れた。13日以降は吉岡町や渋川市で目撃されている。

 「写真を見るに、オスの若いサルだと思います。新しい群れを探していたんでしょう」と群馬県鳥獣被害対策支援センターの小林拓哉主幹。ニホンザルのオスは5~8歳になると、生まれた群れを離れて、別の群れに移る習性がある。その間、1~3匹で暮らすが、今回現れたのはそんな群れに属さない「ハナレザル」だとみられる。

 ただ、どの群れから来たのか特定はできていないという。県が昨年3月に策定したニホンザル適正管理計画によると、2015年度、県内生息のサルは推計で88群3220匹。高崎市内は倉渕地区を除き群れは確認されていない。最初に出没した八幡町はどの群れからも大きく離れている。

 目撃情報のあるサルが全て同じだとすれば、4日間で少なくとも20キロ移動したことになる。通常、群れでの移動は1~2時間で1キロ程度とされることから、この距離を移動したとしても不思議ではない。「今回のサルは見慣れない人や車に追われ、興奮状態。移動速度はかなり速かったのではないか」と推測する。

 目撃情報をたどると、利根川の…

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