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 地元スーパーに行くと、まず旬の魚をチェックする。「地物コーナー」には、目の透き通った40センチ近くあるサバが98円、刀のようなキトキトのカマスが山盛り10匹で298円。そんな出物に遭遇すると、買わないと申し訳ない気持ちになる。でも、お買い得品には頭や腸を出してくれるサービスはない。

 「このお値段で、そこまでぜいたくは言いませんとも!」と持ち帰って自分でさばくことになる。新聞紙をまな板に敷いてペットボトルのふたでうろこをとり、頭を落とす。三枚におろして皮を引き、中骨をとる。煮付けや刺し身、昆布締めなど毎日のおかずや旨(うま)い酒の肴(さかな)がいくらでもできる。そんなことを輪島の友達に話すと、意外なことに「すごいね」と驚く。魚を売り歩く「振り売り」のおばちゃんに頼んで、自分ではやらないらしい。

 素人の私でもさばけるのは、よく切れる包丁のおかげ。とれたての野菜や魚を相手にするのに、出番が多いのは宇出津(能登町)の「ふくべ鍛冶(かじ)」の小出刃だ。農閑期になるとくわや鎌の修理で大忙しの昔ながらの野鍛冶さんで有名だ。

 「イカ割き包丁」と呼ばれるも…

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