俳優の江波杏子(えなみ・きょうこ、本名野平香純〈のひら・かすみ〉)さんが、10月27日、肺気腫の急性増悪のため死去した。76歳だった。葬儀は近親者で行った。

 42年、東京都生まれ。59年に大映に入社した。「おとうと」で映画デビューし、66年、若尾文子さんの代役で出た映画「女の賭場」の女賭博師役で人気を博した。73年「津軽じょんがら節」でキネマ旬報主演女優賞。映画やテレビドラマで長く活躍し、16~17年のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」ではジャズ喫茶の主人を演じた。

 所属事務所によると、10月22日までNHKのラジオドラマ「罵詈雑言(ばりぞうごん)忠臣蔵」(12月8日放送予定)の収録をしていたが、26日に体調不良を訴えて入院した。肺気腫は長年患っていたが日常生活に支障はなく、11月以降の仕事にも意欲を示していたという。