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 文化の日の3日、「紙のまち」静岡県富士市では製紙業の歴史をたどる「産業と歴史建造物」まち歩きツアーが開かれ、市内外から27人が参加した。

 ツアーは同市などで開催中の芸術祭「富士の山ビエンナーレ」の一環として富士建築士会が主催し、明治期にいち早く製紙業が発達した入山瀬地区を歩いた。参加者はガイドの説明を聴きながら、地域で最初の洋紙工場「富士製紙」(現王子エフテックス)の古いれんが倉庫を高台から眺めたり、豊富な水で製紙業発展の土台となった入山瀬渓谷の地形を学んだりした。

 地元から参加した女性(72)は「子どもの頃は今より工場も多く、毎朝、駅前は出勤する工員さんで一杯だった。時の流れも感じます」と感慨深げだった。(六分一真史)