[PR]

 特産品の茶の規制に関する新条例を、静岡県が検討している。フレーバーティーなどの香り付けの際に必要だった許可を不要とする一方、着味や着色の規制は継続する。5日にパブリックコメントの募集を始め、来年2月の県議会提出を目指す。

 県は昨年、規制緩和を求める声を受けて製茶指導取締条例の廃止方針を表明したが、質の低下を心配する生産者や消費者から反対意見が噴出。いったん撤回して有識者会議で検討してきた。製茶条例を廃止して新たに制定する茶業振興条例では着味用のグルタミン酸や重曹などの添加物規制は継続する一方、フレーバーについては許可制を廃止する方向で骨子案を作った。

 県が製茶条例を制定したのは高度経済成長期の1956年。県お茶振興課によると、当時は色あせを隠すための着色や、茶葉の量を水増しするために柳の葉を混ぜるなどの行為が横行していた。条例は茶の安全性と品質を高めるために必要だったという。

 それから60年以上が経過し、…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら