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 ミャンマーで少数派イスラム教徒ロヒンギャをめぐる問題を取材していて逮捕され、国家機密に触れたとして懲役7年の実刑判決を受けたロイター通信のミャンマー人記者2人が5日、上訴した。

 2人の代理人は5日、「懲役判決は不公平で到底受け入れられない」と話した。ミャンマーは三審制で、最高裁まで持ち込まれる可能性もある。

 一審判決は、2人の携帯電話にミャンマー政府高官らのスケジュールが残されていたことなどから、「国家機密が反政府勢力に渡る可能性があった」と結論づけた。しかし、証拠の認定などがあいまいだったことから、「言論封殺のための判決だ」と国際社会から批判を受けていた。

 2人は昨年9月に起きた西部ラカイン州でのロヒンギャ殺害事件に国軍が関わった疑いについて取材を続けていたところ、同年12月に逮捕された。国軍は今年になって事件への関与を認め、兵士らを処罰している。(バンコク=染田屋竜太)