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 レーザー光をあてて自由に物をつかんだり、ナイフのように切ったり――。今年のノーベル物理学賞は、ミクロの世界でSFのような技術を実現した革新的発明に贈られる。視力矯正手術など身近な分野にも応用されている。

 モニター画面に映るのは、1ミリの千分の1の微粒子が漂うミクロの世界。手元のコントローラーを操作すると、ある1点に、微粒子がヒュッと吸い込まれるようにくっついた。

 今年のノーベル物理学賞を受ける一人、米国のアーサー・アシュキン氏(96)が開発した「光ピンセット」と呼ばれる装置だ。光が物質に及ぼすごくわずかな力を使い、レーザー光で微粒子や細菌などをとらえて自由自在に動かせる。「レーザー物理学に革命をもたらした」と高く評価された。

 光は反射や屈折などで進行方向…

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