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 国内最大の工作機械の展示会「日本国際工作機械見本市」が、東京・有明の東京ビッグサイトで始まった。人手不足対策として需要が見込めるとして、各社は「つながる化」や自動化の技術を競っている。

 ヤマザキマザック(愛知県大口町)は、顧客と工作機械、ヤマザキマザックのサポートセンターを通信でつなげる新サービスを展示した。機械のトラブルを遠隔で診断したり、加工が完了したら作業者にメールで知らせたりする。中西正純・常務執行役員は「IoT(モノのインターネット)で工場や機械のレスキューをする」と意気込む。

 オークマ(同)は、工作機械とロボットを連携させるシステムを発表。加工した部品の取り出しなどの作業をロボットが代替する。家城淳副社長は「人が機械に付き添う必要がなくなり、残業を減らせる。中小企業の導入を促したい」。

 DMG森精機(名古屋市)は、工場の物流を自動化する自律走行ロボットなど7種類の自動化システムを披露し、森雅彦社長は「残業や夜勤、週末の仕事はロボットで自動化し、人間はより知的な仕事をするようになる」と話す。

 日本工作機械工業会がまとめた2017年の工作機械受注額は前年比32%増の1兆6455億円で、10年ぶりに過去最高を更新し、18年も活況が続く見込み。ただ、米中の貿易摩擦の影響を心配する見方もある。

 見本市は2年に1回あり今回が29回目。国内外1千社超が出展し、6日まで。(竹山栄太郎)