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 無効票が3割超、選挙公報に名前すら出さなかった候補者が当選――。10月28日にあった岩手県雫石町議補選は異例ずくめだった。町村議員のなり手不足や地方議会の弱体化は全国的な課題だが、ここ岩手でもひとごとではなくなっている。

 町議補選は1議席を巡って農業の細川祐弘氏(62)と自営業の宮嶋浩二氏(57)が争い、細川氏が3710票で当選した。9325の投票総数に対し、白紙などの無効票は3割超の3138。宮嶋氏は無効票より少ない2476票だった。1票足りないのは、誰かが投票用紙を持ち帰ったためとみられる。

 同じ日にあった町長選の無効票は1・51%。補選とはいえ3割超の無効票には町の選挙管理委員会も「こんな数字は初めて」と驚きを隠さない。

 細川氏は2014年の補選、15年の町議選に出馬。いずれも落選し、今回が3回目だった。だが、選挙公報には「希望しない」として名前を出さず、作成した選挙ポスターにも公約こそ書き並べたが、自身の写真は載せなかった。

 当選後、細川氏に理由を尋ねると「当選しようという気はなかった。ポスターを見て少しでも政治に関心を持ってくれる人がいればという気持ちで立候補した」という。「通ったからにはきちんと務める」とし、人口増につながる施策に取り組む意欲を示した。

 県知事選などにも関わった同町…

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