5日に中国・上海で開幕した中国国際輸入博覧会では、日本からの参加企業・団体が約450と、国別では最多となった。自動車、電子製品、医療機器、食品など規模を問わず出展。日中関係の接近を追い風に、14億人の大市場に食い込もうとしのぎを削る。
電気製品の展示館で中国人バイヤーたちがくぎづけになっていたのがパナソニックの透明な有機ELテレビのコンセプトモデルだ。電源を切ると後ろ側が透けて見やすくなり、テレビ裏を有効に使える。
パナソニックは今回、中国で売れ筋の家電や美容機器を中心に、最新のコンセプトモデルや新製品を集めた。中国法人・松下家電の呉亮社長は「これまでは日本で型落ちした商品を中国に売れば良いという認識だったが、中国の家電市場は日本の2倍以上。選ぶ目も厳しい。日本と同時発売していかなければならない」と話した。
中国に最先端の製品を投入す…