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 科学技術高の3年生7人が6日、静岡市葵区長沼の同校で、長沼地区の防災担当者ら約20人に災害時に使う簡易トイレの組み立て方を教えた。住民に組み立て方を確認してもらうとともに、災害時に生徒が地域でリーダーシップを発揮する力を養う狙いがある。

 都市基盤工学科の課題研究授業の一環。同校は避難所に指定されており、敷地内には下水道と直接つながり、地下水で流すことができる「災害時用マンホールトイレシステム」がある。以前の授業でトイレの組み立て方を習った生徒たちが住民と一緒に、簡易トイレの仕切りと便座を組み立てた。災害時には、これを12基あるマンホールの上に設置して使うという。

 防災担当者らは習ったことを元に、11日にある防災訓練で住民にトイレの組み立て方を伝える。

 長沼三区の自治会長を務める杉山輝雄さん(71)は「災害時、トイレは切羽詰まった問題になる。昨年の防災訓練で簡易トイレの組み立てに戸惑ったので助かる」。参加した福嶋永遠(とわ)君は「地域の人が真剣に防災について考えていることがわかった」と話した。(堀之内健史)