[PR]

 栗は、食欲の秋にかかせない旬の食材。日本一の栗の栽培面積を誇る茨城県笠間市の岩間地区で、独自の栽培方法で大きくて甘い栗を生産・販売するのが「あいきマロン」だ。栗の木を低く剪定(せんてい)し、枝を少なくすることで大粒で糖度の高い栗が生まれるという。

 この「矮化(わいか)栽培」を開発したのが、笠間市で装置設計と機械加工専門の会社を営む稲垣繁實(しげみ)さん(72)。栗栽培とは無縁だったが、2008年のリーマン・ショックの影響で経営が傾いたのを機に別の道を模索。自宅の隣に栗の栽培技術を研究する男性が住んでいたことから、アドバイスを受けて栗栽培に乗り出した。

 試行錯誤の末、たどりついた矮化栽培。11年には特許も取得した。通常3~4メートルの高さに育つ木を毎年剪定(せんてい)し、約2メートルにそろえる。これにより、脚立を使わずに作業でき、台風などの被害も抑えられる。また、細かい枝を切って実がなる枝を数本に限定することで実に栄養が集中し、より大粒で通常の3倍以上の糖度の栗ができるという。

 稲垣さんは14年に「あいきマ…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら