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 トランプ米政権が発足して初の中間選挙。全米の有権者が6日、トランプ氏へのさまざまな思いを胸に一票を投じた。トランプ氏への是非が、多くの人の投票行動に直結している。

 上院選と州知事選で与野党が激戦を演じているフロリダ州のオーランドで、ソフトウェアエンジニアのジョー・ミリオンさん(25)はともに民主党候補に一票を投じた。2年前の大統領選では「(クリントン氏とトランプ氏の)2人とも自分の考えと違うから」と投票に行かなかった。いま、それを後悔している。同州では2月に高校で乱射事件も起きた。「自分たちのような若い世代が投票しないと何も変わらない」

 トランプ氏の政策については「米国全体の考え方がどんどん狭くなっている。国境を固く閉ざし、自分たちの考えを押し通すことが『偉大な米国』とは思わない」と語る。

 上院選で与野党がデッドヒートを演じるテキサス州。メキシコと国境を接するエルパソで運転手をするアンソニー・ペーニャさん(45)は共和党員だが、今回は民主党に投票する。理由について「すべて、トランプだよ。人種差別主義者が大統領だなんて許されない」と手厳しい。

 母も妻も不法移民だった。「メキシコから国境を越えてきたんだ。母は父と結婚し、妻は自分と結婚して米国の市民権を得た。確かに不法入国だったけど、一生懸命働いてきた。米国は移民でできた国だ。移民を犯罪者扱いし、差別をばらまいているのがトランプだ。国境の町の現実を何も知らずに、不安をあおっている」と批判する。

 州知事選でトランプ氏に政治手…

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