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 高松城跡(高松市)の門の復元工事が、いっこうに始まらない。3回入札したが、落札したゼネコンに事件や事故が相次ぎ、契約に至っていないからだ。門は国宝に選ばれる直前、太平洋戦争の空襲で焼け落ちた経緯があり、市幹部からは「何かに呪われているようだ」との声も漏れる。

 復元されるのは、城の南側にあった「桜御門」(高さ約9メートル)。城は約400年前、豊臣秀吉の家臣だった生駒親正(ちかまさ)が築城したとされ、天守は明治時代に取り壊された。残った桜御門は1944年、当時の国宝への指定が決まったが、翌年の高松空襲で焼け落ちた。

 復元計画は2011年の発掘調査でスタート。国内外から多くの観光客が小豆島など香川県内の会場を訪れる「瀬戸内国際芸術祭」に合わせようと、高松市は芸術祭の秋会期が始まる19年9月までの完成をめざした。

 最初の入札は17年7月。安藤…

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