拡大する写真・図版 「ねじれ議会」でトランプ政権の今後は?

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 トランプ米大統領の信任が問われた6日の中間選挙は、上院で過半数を維持してトランプ氏が早々と勝利を宣言する一方、下院で過半数を奪い返した民主党も歓喜に沸くという結果となった。米国の分断は選挙でリセットされることはなく、与野党の対立は2020年の大統領選に向けてさらに激化しそうだ。

 「ものすごい成功だ」

 選挙の大勢が判明した6日夜、トランプ大統領がツイッターに投稿した。上院は与党・共和党が過半数を維持したが、下院は野党・民主党に8年ぶりに奪還されたにもかかわらず、一方的に勝利宣言をした。

 中間選挙では歴史的に与党に逆風が吹くのが常だ。大統領に対し、議会のチェック機能を期待する風潮があるためだ。上下両院で共和党の過半数を維持することがトランプ氏の勝敗ラインだったが、トランプ氏は劣勢が伝えられる下院について「私の責任ではない」と早々と見限った。

 一方、上院は改選前、共和党51、民主党49のわずか2議席差。今回の改選対象33州のうち25州は、6年前に民主党がオバマ大統領(当時)の人気で制した。だが、25州のうちフロリダやインディアナ、ミズーリ、オハイオなど10州は、2年前の大統領選でトランプ氏が勝利した。トランプ氏は「上院を優先する」と決め、その10州を徹底的にまわる戦略をとった。

 選挙戦終盤には、トランプ氏は中南米から米国をめざして北上する移民キャラバンを「犯罪者集団」と呼んで危機感をあおり、「民主党は不法移民に寛容」と訴える戦略に出た。CNNの出口調査によると、有権者の3分の2が投票先を決める最大要因として、トランプ氏への賛否を表明するためだと回答した。

 戦略は奏功した。上院では共和党が改選前から議席を上積みし、トランプ氏には強固な熱狂的支持層がいることを改めて証明した。

 日付が変わった7日未明、トランプ氏はテレビ番組で自身を支持する作家が語った言葉をツイッターで引用した。「中間選挙で大統領が上院選で議席を増やすことは過去105年間で5回しかなかった。トランプ氏は魔法を使っている」

 だが、そうした強気な言葉と裏腹に、「足腰の弱さ」も見せた。

 経済が好調にもかかわらず、下…

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