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 今回の米中間選挙には、民主党を中心に過去最多となる女性が立候補した。米紙ワシントン・ポストの集計によると、下院では7日朝までに、これまでの記録を上回る95人が当選を決めた。イスラム教徒の女性が初めて下院に当選するなど顔ぶれも多彩だ。

 女性の政界進出について研究するラトガース大学の米国女性と政治センターのまとめでは、上院で23人、下院で237人、知事選に16人と、それぞれ過去最多の女性が立候補した。ワシントン・ポストによると、下院で女性の議員数がこれまで最も多かったのは84人。女性の下院議員がいなかったアイオワ州でも、3区のアクシーン氏(民主)ら2人が当選した。

 「初」が付く当選者も多い。民主党から立候補したミシガン選出のラシダ・トレイブ氏、ミネソタのイルハン・オマール氏は、初のイスラム教徒女性の下院議員。トレイブ氏はパレスチナ移民の娘で、オマール氏はソマリア難民だ。米メディア・バズフィードによると、オマール氏は8歳のときに国を逃れ、ケニアの難民キャンプで4年間過ごしたという。

 先住民族の女性で初の下院議員も生まれた。こちらも2人同時で、ニューメキシコ州のデブ・ハーランド氏とカンザス州のシャリス・デービッズ氏。いずれも民主党だ。デービッズ氏はカンザス州選出では初めて性的少数者であることを公表した議員でもある。

 コロラド州知事に民主党から当選した男性のジャレッド・ポリス氏は、同性愛者であることを公表している初めての知事となる。(ワシントン=鵜飼啓