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 鹿革に漆で柄をつけた、山梨県を代表する伝統工芸「印伝」。実は、鹿皮も漆も中国などから輸入される外国産が使われている。地域資源を活用し、「純県産」の革製品をつくって新風を吹き込もうと、原材料を県内で調達する動きが広がっている。(平畑玄洋)

 7日朝、北杜市高根町下黒沢の山林。漆かき職人の竹内義浩さん(46)=長野県駒ケ根市=が木の幹にはしごをかけ、漆を巧みに採取していく。

 専用の鎌で凸凹のある樹皮を滑らかにし、かんなで傷をつけるとクリーム色の漆がじわり。噴き出した漆をへらですくい取り、左手に持った筒状の小さな容器に入れた。漆は空気に触れて黒く変色するという。

 北杜市小淵沢町に漆器製造工場…

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