山口)島に残る「幻の和牛」 一時は33頭、保存に力

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滝沢貴大
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 外国種と交配していない「幻の和牛」と呼ばれる見島(みしま)牛と、見島牛を父に、オランダ産ホルスタインを母にもつ見蘭(けんらん)牛。これらの牛の飼育から加工、販売までを一手に担うのが「みどりや」(山口県萩市)だ。近年は加工品を売る直営店やレストランを運営し、6次産業化を推し進める。種の保存にも力を入れる。

 萩市中心部から南に約15キロ、山道を進んだ先に「萩見蘭牧場」が見えた。漆黒の体毛と力強い角が特徴の見島牛40頭と、ところどころにホルスタイン由来の白い斑点がある見蘭牛300頭が飼育されている。

 見島牛は、室町時代に朝鮮半島から、萩市沖の日本海の孤島「見島」に渡り、農耕用として重宝されてきた。明治以降に外国種と交配していない数少ない在来種。1928年、純血の見島牛は国の天然記念物になった。

 種牛以外の高齢の雄牛など繁…

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