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 子宮がない女性に第三者の子宮を移植し、妊娠、出産をめざす臨床研究の計画案を、慶応大の木須伊織・特任助教(産婦人科)らのチームがまとめ、日本産科婦人科学会(日産婦)に7日提出した。国内初の子宮移植に向けた一歩となる。

 一方、患者の命に直結する臓器移植とは異なり、妊娠、出産が目的となる。こうした点が妥当なのか、倫理面の課題がある。日産婦は日本移植学会と合同で安全に行う条件などについて議論を始める。

 子宮移植は、生まれつき子宮がないロキタンスキー症候群や、がんで子宮を摘出した女性のために考案された。欧米などで少なくとも54例行われ、13人の子どもが生まれている。ロキタンスキー症候群やがんで子宮を摘出した女性は国内に20~30代だけで推計5万~6万人いる。

 臨床研究は、ロキタンスキー症…

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