フランシス・レイさん死去 映画「ある愛の詩」で作曲
疋田多揚
米国映画「ある愛の詩(うた)」(1970年)でアカデミー作曲賞を受賞したフランスの作曲家フランシス・レイさんが死去した。86歳だった。7日、出身地の仏南東部ニース市が発表した。
仏の伝説的シャンソン歌手エディット・ピアフやイブ・モンタンに曲を提供したほか、クロード・ルルーシュ監督の「男と女」(66年)では、「ダバダバダ……」のスキャットで知られる主題歌を作曲。同監督とは「パリのめぐり逢(あ)い」(67年)や「愛と哀(かな)しみのボレロ」(81年)などでタッグを組み、数々の映画音楽の名曲を生んだ。
68年の仏グルノーブル冬季五輪の記録映画「白い恋人たち」の音楽を担当したことでも知られる。2016年の朝日新聞の電話インタビューでは、映画音楽について「音楽と映画の関係は不可欠で、映像にエモーショナルなものをもたらす。一度聞いたら口ずさめるような音楽にしたい」と語っていた。(疋田多揚)
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