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 群馬大学医学部付属病院(前橋市)で来春からの臨床研修の希望者が11人と、2003年以降で最も少なかったことを群大病院と群馬県が明らかにした。手術後の死亡が相次いだ問題の発覚以降、研修希望者が少ない傾向は改善されていない。

 6日にあった「第2回ぐんま地域医療会議」で、来春から臨床研修を受ける見込みの医学生の研修希望先と、受け入れ病院を組み合わせる「医師臨床研修マッチング」の結果を公表した。マッチングは03年度、新臨床研修制度は04年度から始まった。

 県内では15の病院で研修希望者96人が内定したものの、昨年より2人減った。定員161人に対する充足率は59・6%。定員を満たしたのは、高崎総合医療センター(15人)、利根中央病院(6人)、太田記念病院(6人)、公立藤岡総合病院(7人)、日高病院(6人)、済生会前橋病院(6人)だった。

 群大病院の定員は56人と県内で最も多いが、希望者は11人と過去最低。14年に手術後の患者が相次いで死亡していた事故が発覚後、研修希望者が大きく減っている。一方、県などは、全国的に大学病院での研修を希望する学生が近年減っていると説明する。

 群大医学部は毎年約120人の卒業生を輩出。大半が他病院を研修先に選ぶ。群大病院の田村遵一病院長は6日の会議後の記者会見で、「群大に残る研修医が少ないのは誰が見ても困ったこと。特定機能病院の取り消しもあり厳しい状態ではあるが、学生へのPRなど色んな努力が足りない。できることをやっていきたい」と話した。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(篠原あゆみ)