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 パキスタンでイスラム教を侮辱したとして冒瀆(ぼうとく)罪に問われ、8年間収監されていたキリスト教徒のアシア・ビビさんが7日、釈放された。冒瀆罪の是非をめぐり事件は内外に大きな波紋を呼び、アシアさんの釈放にもイスラム急進派が激しく抗議している。

 最高裁が先月、アシアさんに無罪を言い渡したが、イスラム教急進派によるデモや殺害予告があったため釈放が遅れていた。情報省などによると、アシアさんは釈放後、首都イスラマバードに移ったが、身の危険があるとして夫や子供と亡命を希望。欧米各国が受け入れに動いている。同じく脅迫を受けているアシアさんの弁護士は一足早く欧州に渡り、亡命の手続きを進めている。

 アシアさんは2009年、イスラム教徒の隣人との口論中に預言者を侮辱する発言をしたとして逮捕され、翌年に地裁で死刑判決を受けた。だが隣人の証言がぶれるなど証拠があいまいで、ぬれぎぬではないかと国際的な批判を浴びた。

 事件を受けて冒瀆罪の見直しに…

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