国会の「君」付け、ルーツは松陰? 野田聖子氏が一石

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丸山ひかり、仲村和代
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 男女問わず「君(くん)」付けで名前を呼ぶのが慣例の国会で、衆院予算委員会初の女性委員長、野田聖子氏(自民)が発言者を「さん」付けで指名し、注目を集めている。国会では、なぜ「君」付けで名前を呼ぶのが主流なのか。

 1日の予算委。野田氏は壇上から、「質疑の申し出がありますので順次これを許します。岸田文雄さん」と呼びかけた。委員会後、その理由を「一般社会では男女の別なく『さん』付けで呼び合うことが多い。その方が自然にお呼びできると思った」と語った。

 衆議院参議院の規則には「互いを敬称で呼ぶ」とあるだけだが、発言者を「君」付けで呼ぶのが慣例だ。1890年の第1回帝国議会以来で、当時の議事録には貴族院の伊藤博文議長が、発言者を「君」付けし、議員同士も「君」と呼んでいる記録が残る。

 海原徹・京都大学名誉教授(…

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