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 熊本県天草市河浦町の郷土史家で、天草文化協会副会長を務める玉木譲さん(70)が「天草キリシタン遍路~世界文化遺産への道~」を出版した。世界文化遺産に登録された「天草の崎津集落」(同市河浦町)のかつての繁栄ぶりなど、あまり知られていない逸話や史実が随所にあり、ひと味違う天草のキリシタン史になっている。

 崎津教会前にある崎津資料館みなと屋でガイドを務める玉木さんは、訪れる観光客の大半が「崎津教会が世界文化遺産と思い込んでいる」と言う。ガイドする際には、禁教令により約250年に及ぶ弾圧の中で潜伏して信仰が守られていた崎津集落の歴史と文化が構成資産であることを伝えている。

 崎津といえば、キリシタン弾圧の暗い歴史のイメージでみられがちだが、玉木さんは今回著した本で、崎津は江戸時代から昭和にかけて海産物や農産物、木材、木炭を長崎や福岡へ積み出すための交易の拠点だったと指摘。集落の中心には船宿や旅館、映画館まででき、明治中期に崎津教会を担当したフェリエ神父の「日中から三味線の音が鳴り響いている」という言葉も紹介している。

 1805(文化2)年、崎津な…

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