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 米ユナイテッド航空のオスカー・ムニョス最高経営責任者(CEO)が来日中の8日、朝日新聞のインタビューに応じた。米シカゴ国際空港で昨春、自社の便に職員を乗せるため、搭乗客を強制的に降ろして批判された問題について、「ルールに厳格に合わせ過ぎた。(判断の)権限を現場に下ろし、乗客への思いやりを重視するよう徹底している」と述べ、従業員教育に努めているとした。

 ムニョス氏は「運航手続きや手順をあまりにも重視してしまった。従業員には、必ずしもルール通りではなく、人として正しいことを判断するよう徹底している」と語った。各地の顧客に対応策を説明し、信頼回復に取り組んでいるという。

 ユナイテッドは昨年4月、シカゴ発の便に、別の便で乗務予定の職員4人を乗せようとしたところ席が足りず、席を譲るのを拒んだ男性客を強制的に降ろした。映像がネットで広まり、批判を浴びた。

 日本の航空会社で相次いだ、パイロットの過剰飲酒で航空機の遅延が発生したことについては、「決して起きてはいけないことだ。自社でも遅延が1件あった。安全に乗客を目的地に届けることが最優先事項であり、パイロットにはルールを徹底させている」と語った。(田中美保)