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 暗記中心の大学入試から脱却し、「思考力・判断力・表現力」を測ることを目指す「大学入学共通テスト」の2回目の試行調査が10日、始まった。大学入試センターは読む資料を減らしたり、記述式問題に工夫を加えたりしたことで、1回目の試行調査で問題となった正答率の低さなどを解消できると自信を見せる。ただ、高校の現場からは、依然として問題点を指摘する声が上がる。(増谷文生、円山史)

全体の平均正答率、目標は5割

 「理念を現実に落とす作業を続けてきた」

 今回の問題作成について、入試センターの大杉住子審議役はこう語る。

 共通テストは「覚えた知識」よりも「知識をいかに活用できるか」を重視する。日常生活に近い資料から情報を読み取る問題が全教科で増え、国語と数学は記述式問題も導入した。

 1回目の試行調査は大学入試センター試験と大きく異なる出題が多く、教育現場に衝撃を与えた一方、課題も浮かんだ。国語の記述式は、80~120字の解答を求めた問題の完全正答率が0・7%にとどまり、各問で受験生の自己採点とセンターの採点結果に開きがあった。数学も記述式問題は全て正答率が1割未満で、半数前後の受験生が無解答。他の教科でも問題文や資料が多すぎて、解答時間が足りないとの声が上がった。

 難易度が高すぎると得点差がつかず、大学入試としての役割を果たさない。入試センターは2回目の調査を前に、80~120字の記述式問題は「条件や場面の設定が明瞭になる工夫をし、3~4割の正答率をめざす」と表明していた。

 まず注力したのは、記述させる…

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