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 8年前に京都市であった強盗傷害事件で、逮捕された当時国会議員の秘書だった男(44)が、京都の繁華街・祇園などでの遊びが目立ち、事件の翌年に辞めされられていたことが、議員事務所関係者への取材でわかった。

 男は住所不定で無職の上倉崇敬(かみくらたかゆき)容疑者。当時自民党の二之湯智(さとし)参院議員(74)=京都選挙区=の公設秘書だった。捜査1課によると、逮捕容疑は、知人で無職の西谷真弓容疑者(59)=京都市西京区=と共謀して、2010年9月29日、同市左京区の不動産会社長宅に侵入し、家にいた妻(60)を縛って首や手首に1週間のけがをさせ、ナイフを突きつけて金庫から1億円を奪ったというもの。

 事務所の関係者によると、上倉容疑者は04年、別の国会議員の紹介で公設秘書になった。地元の会合や行事に議員の代理として出席していたが、07年ごろから生活態度が乱れており、事務所に抗議や不安の声が届いていた。事件の翌年の11年に辞めさせたという。

 二之湯議員は朝日新聞の取材に「祇園で遊んでばかりいたので『もっとまじめにやらんといかん』と繰り返し注意していた。元秘書が事件を起こして申し訳ない」と話した。

 上倉容疑者は、16年5月に島根県出雲市の強盗傷害事件に関与したとして、懲役5年の判決が確定して受刑中。広島高裁松江支部は判決で、複数の消費者金融に借金し、カード会社にも負債があったと指摘した。