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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯は9日、広島県立総合体育館で開幕する。女子の優勝候補は全日本選手権4連覇中の女王、宮原知子(関大)だ。2015年大会以来、2度目のNHK杯優勝を目指す。

 「変えてきたことをきっちり仕上げたい」。宮原は開幕前夜の8日にあった記者会見で力強く語った。

 午前と午後にあった公式練習では、ショートプログラム(SP)、フリーともに新しい衣装で登場。3回転―3回転の連続ジャンプをきっちりと決めて、スピン、ステップも入念に確認した。NHK杯までは「課題を見直して、SPもフリーもプログラムを通す練習をしてきました」。

 五輪直後の今季は「挑戦」をテーマに掲げ、ジャンプの跳び方の意識を変えるなど、試行錯誤のシーズンを送る。10月のスケートアメリカではSP、フリーの全ジャンプで、課題の回転不足の判定を受けなかった。徐々に新技術も身になりつつあるようで、「最後は気持ちを強く持つことが大事」と自分を信じて試合に臨む。

 宮原はスケートアメリカで優勝した。今大会で表彰台に上れば、12月のGPファイナル(カナダ・バンクーバー)進出に大きく近づく。それでも、「ファイナルよりも自分の演技をすることを考えている」と平常心を強調した。(大西史恭