【動画】南極へ向けて東京・晴海埠頭を出港する南極観測船「しらせ」=熊倉隆広撮影
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 南極観測船「しらせ」(基準排水量1万2650トン、宮崎好司艦長)が10日午前10時40分ごろ、南極へ向けて東京・晴海埠頭(ふとう)を出港した。乗員は約180人で、このうち女性は8人。南極へ隊員や物資を運んで観測を支援し、来年2月半ばに昭和基地を離れ、4月9日に帰国する予定だ。

 「いってらっしゃい!」。家族や観測隊員たちが見送る中、しらせは岸壁を離れ、汽笛を鳴らした。

 60次観測隊(堤雅基隊長)の出発は25日で、空路で豪州入りしてしらせに乗船し、12月下旬の昭和基地到着を目指す。観測隊は同行者も含め総勢100人で、1956年出発の1次隊以来、最多だ。観測隊は女性初の副隊長兼夏隊長の原田尚美さんをはじめ、女性が14人参加している。

 先遣隊10人は10月31日に羽田空港を出発。南アフリカから今月8日に国際共同チャーター便で南極入りした。大陸内陸へ向かうチームは氷を掘削する新たな観測拠点を決める予定だ。(中山由美