[PR]

 大型客船「ぱしふぃっく びいなす」(2万6594トン、全長183・4メートル、幅25メートル)が9日、千葉県木更津市の木更津港に入港した。同日から3日間の日程で木更津―横浜―新宮(和歌山県)―横浜とめぐる「秋の味覚と世界遺産・熊野古道クルーズ」で、市によると、乗客471人のうち285人が木更津港で乗船。埠頭(ふとう)では大勢の市民らが出迎えた。

 市はクルーズ船誘致事業に取り組んでおり、同船が木更津港に入港するのは市制施行75周年を記念して実施された昨年9月の「ゆったり熱海花火クルーズ」以来2回目。今回は午前7時45分ごろに着岸し、歓迎セレモニーでは小雨混じりの中、木更津総合高校の和太鼓部や吹奏楽部が演奏を披露した。船は正午前に横浜に向けて出港した。

 市によると、着岸した木更津港公共埠頭(ふとう)のH岸壁は水深が12メートルと深く、隣接するG岸壁と合わせた岸壁の長さは500メートルで22万トン級の大型船が着岸できる。港湾を管理する県と市は、2020年東京五輪・パラリンピック期間中に同港で大型客船を観光客らの宿泊施設として活用する「ホテルシップ」を想定し、客船を公募する準備を進めているという。(吉江宣幸)