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 英紙フィナンシャル・タイムズの記者が香港政府に就労ビザの更新を拒否されて退去を余儀なくされた問題で、香港政府は8日、旅客として再び香港を訪れた記者の入境を拒否した。同紙(電子版)が9日、伝えた。記者が8月に「香港独立」を主張する団体代表の講演会で司会を務めたことが背景にあるとみられている。

 この記者は同紙のアジア版編集者を務めていたビクター・マレット氏。同紙によると、マレット氏は8日、私的な用事を済ませるために香港を訪れたが、数時間にわたり入管当局による事情聴取を受けた後、入境を拒否されたという。

 マレット氏が副会長を務める香港外国特派員協会は9日、「自己検閲が香港基本法で保障されている自由に取って代わることを恐れる」として、香港政府を非難する声明を出した。(広州=益満雄一郎)