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 テロ組織への参加などの疑いで逮捕されたロシアの若者の親たちが、「無実だ」と釈放を求めている。ソ連時代の弾圧の再来を懸念する声も出るなか、当局はなぜ強引な捜査をするのか。(モスクワ=中川仁樹)

 モスクワ中心部にある情報機関「連邦保安局」(FSB)ビル周辺に10月28日、約500人が集まった。整然と立ち話をしている。警官が拡声機で「道をあけなさい」と叫ぶ。

 人々の本当の目的は「テロ組織への参加」などの疑いで逮捕された若者らの釈放要求だ。容疑者の親も参加。集会が許可されず「道路にいるだけ」という形で集ったが、最後は全員が拍手で団結を示した。

 容疑者の一人、アンナ・パブリコワさん(18)の父ドミトリーさん(50)は、大統領選を3日後に控えた3月15日の衝撃が忘れられない。

 早朝、自宅のベルが鳴り、何者かがドアを激しくたたいた。「誰だ」。ドミトリーさんが尋ねても名乗らない。「警察だよ」と言う隣人の声にドアを開けると、突然、顔を殴られた。

 自動小銃を持った黒いマスクの男たちがなだれ込む。「床に伏せろ」と怒声。おびえた長女は赤ん坊を放り投げるように布団の下に隠した。

 男らの目的は次女のアンナさんだった。震える少女を厳しく尋問した。

 「(野党指導者の)ナバリヌイ…

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