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 全国にフィットネスクラブを展開する「ティップネス」(本部・東京)が、発作を起こした場合に命の危険があるとして、てんかんの持病がある人のプールの利用を禁止していたことがわかった。外部の指摘を受け、同社は差別にあたる可能性があるとして1日に会則を改訂した。

 同社によると、「メディカルチェックの有無に関わらず、てんかんの方はプールエリアの利用ができないものとします」という文言が会則にあった。プールで発作を起こした場合、「身体生命の危機にかかわるため」だったという。

 昨年11月、ティップネスの利用者から「てんかんを理由にプールの利用ができなくなった」という相談が静岡県にあり、県がスポーツ庁に情報提供。同社によると、障害者差別解消法に違反する可能性があるとして今年3月、同庁から見直すよう助言を受けたという。

 同社はプールの利用を禁じる文言を削除。成人に関しては主治医の許可があれば利用可能とし、9月に利用客に改訂を告知した。同社は「ご指摘のあったことについて真摯(しんし)に受け止め、今回の改訂とした」としている。(堀之内健史)