【動画】修復工事が進む駅舎が部分開業したJR門司港駅=狩野浩平撮影
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 国の重要文化財で修復工事が進むJR門司港駅(北九州市門司区)の駅舎の一部が10日、オープンした。失われていた屋根飾りが取り付けられ、1929(昭和4)年に増設された正面のひさしが除かれ、大正時代のレトロな趣がよみがえった。

 始発列車の出発を控えた午前4時45分、復元された駅舎の扉が開き、駅員たちが一礼した。松尾宜彦駅長は「歴史ある駅の中で業務ができることを誇りに思う。門司港駅から地域を盛り上げたい」と話した。

 同駅は老朽化したため、2012年から工事が始まった。自動券売機のそばに、人の手で切符を売っていた時の窓口が再現され、みどりの窓口にある暖炉も往時の装いになるなど、1914(大正3)年の創建時の姿に復元された。

 2階部分などはまだ工事中で、全面的なオープンは来年3月の予定。大正時代から営業していた「みかど食堂」の復刻版レストランなどがお目見えする。(狩野浩平)